鈴鹿サーキットだけの2輪&4輪ビッグイベント
国内最高峰レース、JSB1000&フォーミュラ・ニッポン同日開催鈴鹿サーキットでは、4月14日(土)・15日(日)「SUZUKA 2&4レース」を開催。このレースの特徴
はなんといっても、2輪の「全日本ロードレース」と4輪の「フォーミュラ・ニッポン」という国内最高峰レースが
同じ日に観られるところだ!併催レースは、世界統一マシンレギュレーション(車両規則)を採用した若手ドライバーの登竜門レースF3が、またワンメイクレースとして人気が高いインテグラの開幕戦が開催される。
そして、レースファンはもちろん、ファミリーも楽しめる「Enjoy Honda」も同時開催。気になる最新製品情報から、楽しいイベントまでワクワクの2日間を展開。春の鈴鹿サーキットへ、ぜひ皆様でお越しください!
フォーミュラ・ニッポン、今回のレース距離は、
51周=約300kmから44周=約250km(予定)へ!!
これまで以上に「ドライバー勝負のスプリントレース」として開催!4輪レースの国内最高峰、フォーミュラ・ニッポンは、これまでレース距離が51周=約300km、途中ガソリン補給、タイヤ交換のためにピットインを行うF1と同様の決勝レースが行われているが、この鈴鹿ラウンドではその内容が大きく変わる。決勝レースの走行距離が44周=約250km(予定)で争われるのだ。多くのチームが、レース中のピットストップなしの戦略を選択するだろう。その意味するところは予選から完全にドライバー勝負になるということ。決勝でのピットインは不確定要素が大きく、チーム側のピットインタイミングの判断ミスや、ピットでの作業ミス、タイムロスなど、ドライバーとは無関係な部分で勝敗が左右されることがあるが、今回はそれがない。つまり純粋に、当然そこにはマシンを作り上げるチームの力も加わるが、ドライバーの「腕」が勝敗を決めることになるのだ。そこには金曜日の練習走行から土曜日の予選までのわずかな時間で、どこまでマシンを完璧な状態に持って行くかのマシンセッティング、マネージメントの能力も必要だ。スプリントレースで求められるのはスターティンググリッド。つまり予選でどれだけ上位に食い込めるかが重要となるからだ。金曜日の練習走行からドライバー同士の駆け引きが始まるわけで、これは観る側にとっても息の抜けない緊張状態と言っていいだろう。2007年の第2戦・鈴鹿ラウンドは速さだけではなく、精神的な面も含めた「強い」ドライバーがはっきりする戦いとなりそうだ。
[鈴鹿サーキットリリース]
ノリックこと阿部典史の参戦で今年のJSB1000は勢力一新!!
ワークスチームの参戦も!?今年も”コカ・コーラ”鈴鹿8耐はここから始まる■ビッグニュースの連発!!主役の座を射止めるのは誰だ!! 例年にないビッグニュースに包まれている今年のMFJ全日本ロードレース選手権シリーズ。開幕戦ツインリンクもてぎ(4月1日(日)決勝)に続き、シリーズ第2戦は、4月14日(土/予選)~15日(日/決勝)に鈴鹿サーキットを舞台として最高峰クラスJSB1000が単独開催される。
さて、そのビッグニュースの一つが、これまで世界GPやスーパーバイク世界選手権で活躍し、その人気と実力は世界レベルの“ノリック”こと阿部典史が、今年はJSB1000にフル参戦することになったことだ。マシンはヤマハの新型YZF-R1で、タイヤはダンロップのパッケージでワイズギア・レーシングからの参戦となる。
さらにビッグニュースは続く。昨年の全日本ST600で2年連続チャンピオンを決めた安田毅史と、同じくGP250で全勝チャンピオンの横江竜司がJSB1000にコンバート。安田はJSB1000マシンを駆り、2005年の“コカ・コーラ”鈴鹿8耐で総合3位、2006年の“コカ・コーラ”鈴鹿8耐では総合2位に入った実績があるだけに、その注目度は高い。マシンは、安田がHondaCBR1000RR+ブリヂストン、横江はヤマハの新型YZF-R1+ブリヂストンだ。
さて、ここでビッグニュースが終わらないのが今年のJSB1000のすごいところだ。鈴鹿サーキットレーシングスクールジュニアの第一期生である酒井大作が、今年はヨシムラに移籍して、いよいよ最高峰クラスJSB1000 に挑戦する。また、大崎誠之が2004 年以来3 年ぶりにJSB1000に復帰する。酒井はスズキの新型GSX-R1000+ブリヂストン、大崎はヤマハの新型YZF-R1+ダンロップだ。この他にも、モリワキに移籍した山口辰也、WINS FACTORYからの出場となる秋吉耕佑、PLOTレーシングへ移籍した今野由寛。スズキ、チームOSG&モトスポーツからのエントリーとなる出口修など、新境地開拓を目指す実力者も多い。また、今年は5年ぶりに全日本ロードレースへのワークスチームの参戦が噂されており、今後のエントリーリストの発表に注目して欲しい。
■迎え撃つ上位常連組。その中心は連続V2チャンピオンの伊藤真一選手だ!!大きなうねりが押し寄せている今年のJSB1000だが、そうした中でも中心となるのは、昨年、連続V2チャンピオンを獲得した伊藤真一に他ならない。昨シーズン、開幕直後こそマシンのセットアップに苦しんだが、第2戦鈴鹿2&4レースで優勝すると見事に復活。その後は連続して表彰台に立ち続けて、相変わらずの強さを発揮。昨年の“コカ・コーラ”鈴鹿8耐では、2003年以来4年連続でポールポジションを獲得すると、1997年、1998年に続いて3勝目を記録した。
この伊藤を追撃するのが、昨年のランク2位渡辺篤だ。マシンが新型化されることから、さらにポテンシャルが上がることは必至で、今年はさらに手強い存在となる。そして、着実にマシンのポテンシャルが向上している柳川明をはじめ、昨シーズンに急成長を遂げた中須賀克行、伊藤とのペアで鈴鹿8耐初優勝を遂げた辻村猛、若手成長株として期待が集まる徳留和樹、ベテラン亀谷長純など、まさに主役が乱立した状態だ。
■第30回“コカ・コーラ”鈴鹿8耐へのプロローグ。今大会の記録は貴重なデータとなる!!今大会に登場するJSB1000マシンは、7月26日(木)に開幕し、29(日)に決勝レースを迎える第30回“コカ・コーラ”鈴鹿8耐での主力車種となる。それだけに、各チームにとっては、今大会が単なる全日本の一戦ではなく、“コカ・コーラ”鈴鹿8耐へ向けての貴重な一戦でもあるとくにマシンが新型化されるヤマハとスズキに関しては、今大会でどれだけデータを集積できるかが重要課題だ。JSB1000マシンは、とくに“コカ・コーラ”鈴鹿8耐までは一戦毎に開発が急ピッチで進むが、どれだけポテンシャルを上げたかを知るためにも、今大会のリザルトは重要な手がかりとなる。
そして今シーズンの全日本ロードレース最終戦は、昨年に続いてMFJ-GPとして鈴鹿サーキットで10月21日(日)に決勝レースを迎えるが、実例を挙げれば、昨年の鈴鹿2&4レースで優勝した伊藤のレースタイムは、最終戦のMFJ-GP鈴鹿では8位前後のものでしかなく、それだけマシン性能が向上したことを示している。全日本ロードレースファンにとってはもちろんだが、“コカ・コーラ”鈴鹿8耐ファンにとっても見逃せない一戦が、この鈴鹿2&4レースであり、今年のスタートアップ情報の全てが、この大会に凝縮されているのである。
今年もF3は精鋭たちの熱きバトルがさく裂! 日本最高峰ワンメークレース、インテグラ・インターシリーズは鈴鹿で開幕!一昨年、2005年に全日本F3選手権で活躍した中嶋一貴は、昨年ユーロF3に参戦した後、今年はGP2に参戦するとともにF1ウイリアムズチームとテストドライバー契約を交わした。昨年全18戦中5勝を記録してチャンピオンに輝いたA・スーティルは今季F1スパイカーチームの正ドライバーに抜擢されるなど、今や全日本F3で活躍することはそのままF1への道を開くことと同じになってきた。中嶋に、スーティルに続けと、全日本F3は今年も精鋭たちが大挙して参戦してきた。昨年FCJ(フォーミュラチャレンジ・ジャパン)、フォーミュラ・トヨタのWタイトルを獲得した関口雄飛、同じくFCJで活躍した中山有貴らがステップアップを決め、塚越広大ら昨年ランク上位を占めた強豪たちとの対決が注目されることになった。今年もF3は全9ラウンド、18戦が行われるが、その内鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎで4ラウンド、8戦と、半数近いレースが行われる。フォーミュラ・ニッポン同様この2サーキットをいかに制するかが重要で、鈴鹿開幕となる第3戦、第4戦はシーズンの行方を左右する戦いとなりそうだ。また、毎回超接近戦を繰り広げる日本最高峰のワンメークレース、インテグラ・インターシリーズが、ここ鈴鹿サーキットで開幕戦を迎える。F3、インテグラともに重要な戦いとなる鈴鹿サーキットでのレースは、シリーズを占う上で見逃せない一戦となるだろう。
2輪も4輪もスターティンググリッドが目の前に! 白熱の闘いは東コースのほぼ全域が見渡せるグランドスタンドV席で!! さらにE席にサーキットビジョン登場! 間近に迫力を感じたければ「激感エリア」がおすすめだ!!さて、今年から2輪のレーススタート位置が、安全性を考慮し、4輪のスタート位置に近い1コーナー側に移設され、従来の4列グリッドから3列グリッドに変更された。全長約5.8km(2輪:5.821km、4輪:5.807km)の鈴鹿サーキットでは、攻略性に富んだコーナーが配されていることから、観戦スタイルに合わせてレースの醍醐味を味わうことができるが、グランドスタンドのV席からは、スターティンググリッドからの緊張感溢れるスタートシーンが目前で見られることになる。また、V席上段からは、白熱したライン取り争いとブレーキング競争が行なわれる第1~第2の複合コーナーをはじめ東コースのほぼ全域が見渡せることから、鈴鹿サーキットの新たな魅力的な観戦ポイントとなる。
もちろん最終シケインからチェッカーまでの息詰る接戦もこのV席から見ることができることから、レースの迫力と感動のシーンを一挙に堪能できる観戦ポイントなのである。
さらに、E席前に仮設ビジョンを設置。S1・S2の常設ビジョンと合わせ、エリア席での観戦環境UPを実現。
一方、より近くでレースを体感したいと望むファンに向けて、パドック内『激感エリア』が設定される(※パドックパスが必要です)。場所は2輪レース、4輪レースの両方で入れる第1コーナー手前イン側と、2輪レース時のみ入れる第2コーナーイン側。写真を撮るにもベストポジションだ。しかしそれよりも、空気が震えるのが伝わるほどの至近距離での観戦は、一度体験したら、その迫力に魅せられることは間違いない!!