●FCJ(フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン)第2戦決勝
今シーズンから始まったFCJ(フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン)第2戦が行われた。
ポールポジションからスタートの中山友貴は昨日に引き続きスタートで失敗。逆に初戦で辛酸をなめた関口雄飛が一気にトップを奪う。
今シーズンから始まったFCJ(フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン)第2戦が行われた。
ポールポジションからスタートの中山友貴は昨日に引き続きスタートで失敗。逆に初戦で辛酸をなめた関口雄飛が一気にトップを奪う。
FCJは8日午前9時から公式予選が行われ第1戦のスターティンググリッドが決まり、 引き続き午後3時15分に第1戦の決勝がスタート。予選3番手の安田裕信が好ダッシュを見せて、予選PPの関口雄飛をかわしてトップ浮上。 その後安田と関口の息詰まる接戦が展開されたが、あと1周あまりとなったシケインで関口が痛恨のスピン。 安田が記念すべきFCJ開幕戦の優勝を飾った。予選6番手から追いあげた山本龍司が2位、松下昌揮が3位に入った。「テストでも予選でも、 関口には常に前に行かれていたが、スタートで前に出れば勝てると思っていた。明日もこの調子で頑張りたい」と、 安田は連勝に自信を覗かせていた。FCJはこの第1戦の決勝ベストラップ記録の順にグリッドに整列。9日午前11時に第2戦(17周) の決勝レースがスタートする。
[写真・記事:鈴鹿サーキット]
未来 のF1ドライバーを育成する!
FCJ(フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン)初の合同テスト行われる
世界に通用する国内ドラーバーの人材育成を目指し、トヨタ、ホンダ、ニッサンの国内3メーカーが強力にバックアップするFCJ
(フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン)初の合同テスト走行が6日、7日の両日、開幕戦の舞台となる鈴鹿サーキットで行われた。
日本のモータースポーツの裾野を広げ、世界で活躍できる人材の発掘・育成が基本コンセプトで、将来のF1を目指す多数のドライバーが応募。
その中から27名が決定され、鈴鹿に結集した。FCJ専用マシンに搭載されているのは2000ccの専用エンジンで、
軽快なエンジン音を轟かせてコースを疾走した。
テスト初日の最初のセッションこそ「マシンのチェック」とのことで慎重な走行に終始したが、午後に入ると早くも本格走行開始。
初日は昨年SRS-F(鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ)を卒業、シーズン後半FD(フォーミュラ・ドリーム)
に参戦した経験を持つ中山友貴が2分5秒138のトップタイムを記録した。中山は「マシンはすごくコントロールしやすい。
ブレーキもよく効くし、乗っていて面白い」と語っていた。徹底したイコールコンディション措置がとられているため、タイム差がなく、
レースになれば各コーナーで大接戦が展開されると予想される。
引き続き快晴の元に行われた合同テスト2日目は昨年FDに参戦した松下昌輝が2分5秒097を記録してトップ。今季FT(フォーミュラ・
トヨタ)で2勝をマークしている関口雄飛が5秒453でこれに続いた。「マシンの特性もタイヤの特性も分かってきた。
今年はチャンピオンを獲りますよ」と、早くもタイトル宣言。開幕戦の彼らの対決が楽しみになってきた。
精鋭ドライバーが勢ぞろい!
記念すべき開幕戦は7月9日鈴鹿サーキットで開催
FCJ参加者は年齢制限で17歳から25歳までとなっており、若き精鋭たちが結集した。これまでFD(フォーミュラ・ドリーム)
で戦ってきた松下昌輝、安田裕信、甲野将哉、山本龍司。FT(フォーミュラ・トヨタ)に参戦の関口雄飛、国本京祐、窪田善文らの実力派。
SRS-F(鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ)卒業の中山友貴、田中誠也、小林崇志、大石裕基、太田大輔、太田光紀。
FTRS(フォーミュラトヨタ・レーシングスクール)の増田定臣、井口卓人らの新鋭たち。さらにはFJ1600、
カート全日本のチャンピオンなど、有力選手がずらりと顔を揃えている。
そして彼らが迎える記念すべき開幕戦も鈴鹿サーキットで行われる。F・ニッポン第4戦決勝レースが行われる7月9日に、
第1戦がスタートする。この日の鈴鹿は国内最高峰のF・ニッポンを筆頭に、その下に位置する全日本F3選手権、
そしてF3へのステップアップを目指すFCJと、注目のフォーミュラレースが一度に見られることになる。
と同時にこれはFCJドライバーにとって、F3、F・ニッポンの国内トップチームに自分の走りを披露することにもなる。
気合の入るレースになるのは必至。27台が一斉にスタートし、第1コーナーを目指すシーンは迫力満点。
そして各コーナーごとにトップが入れ替わるような大接戦を見せてくれそうだ。
[写真・記事:鈴鹿サーキット]
自動車3メーカー(トヨタ自動車株式会社、日産自動車株式会社、本田技研工業株式会社)が協力して手がけるカテゴリー、
FCJが誕生した。今季発足するこのレースは日本人のドライバー育成を目的としており、7月8日を皮切りに全10戦(鈴鹿、富士、
もてぎで開催)が予定されている。
将来F1を初めとする海外レースを目指す若手ドライバーの育成を目指し、 国内3大メーカーが同じフィールドで協力するのは初めてといってもいい。気になる参戦費用もこれまでのレースよりも安く、 年間500万円(クラッシュデポジット費は別途150万円 ※税別)となっている。FCJでランキング上位に入れば、 F3などへのスカラシップも用意されており若手ドライバーにとって理想的なカテゴリーとなるだろう。
観戦塾でも今後FCJに注目し、取材を進めていく予定だ。
2006年FCJ参加募集のご案内
http://www.f-nippon.co.jp/fcj/index.html